入札ビジネスで儲けたい個人の方に大事な事

仕事

「入札」と聞くと、多くの方は「公共事業」を思い浮かべ、「個人では出来ないのでは?」と思うと思います。それもあながち間違ってはいないのですが、正しくも無いんですね。そこで、まずは「個人で行う入札ビジネス」を確認してみましょう。

 

スポンサーリンク

個人で行う入札ビジネスとは

まず、入札ビジネスとは簡単に言うと「官公庁が依頼した仕事を、1番安い金額で請け負うこと」になります。

例えば

  • トイレットペーパーを買いたい
  • 掃除をして欲しい
  • コピー機を貸して欲しい

 

とかですね。官公庁は、基本的に「税金」で運営をしているので、1つ1つの購入など出費するものは、簡単には決められないんです。で、そういった官公庁の買い物や作業依頼を安く」請け負ってくれる業者を見つけるのが、「入札」なんですね。

 

入札ビジネスに必要な資格の「種類」と「取り方」

入札ビジネスをするには、入札に参加するための「資格」が必要になります。そこで、個人の方が入札ビジネスに参加する際に必要な資格について、お伝えします。

 

個人の方が入札ビジネスをする為に必要な資格

入札の資格は、大きく分けると3つあります。それは

  • 建築系の入札に必要な資格
  • 地方自治体が募集する案件に入札する為の資格
  • 全国の官公庁の募集に入札できる資格

 

で、この3つの資格の中で、個人で入札ビジネスをする場合に必要なのが、3番の「全国の官公庁の募集に入札できる資格」になります。この資格は一般的に「全省庁統一資格」と呼ばれていて、種類は1種類のみです。

 

全省庁統一資格の取り方

この資格は、基本的に誰でも取れます。多少条件はあるんですが、サラリーマンをやってきた方は、ほぼ大丈夫です。では、どんな条件があるのかというと

  • 消費税の滞納が無い事
  • 所得税の滞納が無い事
  • 開業届を出し終えていること

 

があります。消費税・所得税については、サラリーマンであれば滞納をする事は無いと思いますので、ほぼ大丈夫です。で、残りは「開業届」ですね。個人の方は、申請する前に開業届を出し、受理されている必要があります。

 

なので、流れとしては「開業届を出し終えている」→「全省庁統一資格の申請」となります。では、全省庁統一資格の手続きはどうするのか、この辺りもお伝えしますね。

 

全省庁統一資格の申請の仕方

申請をする方法は、2つあります。1つは自分で申請する方法。もう1つは行政書士に依頼する方法です。どちらの場合でも、

  • 開業届の控え
  • 納税証明書 その3の2

 

は必要になります。行政書士さんに頼む場合は、コレに加えて「委任状」が必要になります。まー、依頼する場合は行政書士さんが必要書類を教えてくれるので、その通りにすれば問題ないです。

 

私も行政書士さんに依頼しました。この時の費用は、おおよそ8万円位。相場も5万円~10万円位ですので、参考にして下さい。

 

なので、「自分で申請する」場合の詳しいことは分からないんですが、ムダに時間を使うより、初期投資と考えて専門家に依頼した方が良いかな、とは思います。

 

行政書士さんに頼むと、問題が無ければおおよそ2週間程度で資格結果通知書が届きます。資格証はこれですね。

 

 

コレが届けば、官公庁が募集していて、この資格で参加できる入札案件に参加することができるようになります。入札ビジネスに参加する為の条件はこれだけです。

 

入札ビジネスの仕事はどうなのか

さぁ、入札ビジネスをする為の「資格」も取りました。これからドンドン仕事を受注していくぞ!と胸が躍っていると思いますが、実際の仕事量はどの位あるのか、この辺りもお伝えしたいと思います。折角、資格を取ったのに仕事が無いようでは話にならないですからね。

 

実際の発注量はどの位あるのか?

国がドンドン仕事を募集しても、そもそも参加できる方が少ないから、仕事が余っているのが現状です。仕事は、約4,000位の機関が出してますからね。しかも、ほぼ毎日。それが全部受注されるなんて事はないです。

 

入札ビジネスの1番大事な事

ここまで読んで頂いて、「仕事があり余っていて、競合も少ない最高のビジネスだ!」と思っている方も多いと思います。が、1つだけ頭に入れて欲しいのは、入札ビジネスは

 

  • 1番安い業者が受注できる

 

と言う点です。どんなに仕事があっても、競合した業者より値段が高ければ、仕事を受けることは出来ません。極端なことを言えば、見積額がたった「1円の差」だっだとしても、受注することは出来ないんですね。これは、入札ビジネスにおいては非常に大事な事なので、覚えておいて下さい。

 

では次に、掲示されている仕事に、どうやって入札をしていくのかを簡単にお伝えしていきます。仕事量は数多くあるので、見積額で負けなければ仕事は山ほど出来ますからね。

 

官公庁の案件に入札をするまでの流れ

公告案件を見つける

まず最初にするのが、入札する「案件」を見つけるところから始まります。これがですね、簡単なように思えて意外と大変な作業なんです。

 

と言うのも、官公庁の公告案件は、約4,000位ある省庁の「各ホームページ」に掲載されます。その中から、自分が対応できそうな案件を探すんですが、結論としては、それを1つ1つ見ていては、入札どころじゃ無くなります。

 

なので、入札案件をまとめたポータルサイトを使って探していきます。1番良いのはこのサイトです。⇒ 調達ポータル

 

このポータルサイトを使えば、各省庁に散らばっていた公告を一括して見ることが出来ます。無料で登録できるので、ぜひ登録しておきましょう。

 

仕様書を取り寄せる

調達ポータルで気になる公告を見つけたら、次に、その内容の詳細を確認するために”仕様書”を取り寄せます。仕様書は、大きく分けると次の4つの方法で受け取ることが出来ます。

  • ホームページ上に公開されている
  • 官公庁に問い合わせをしてメールで貰う
  • 現地まで行って貰う
  • 郵送で送って貰う

 

仕様書の受け取り方は各省庁で違うので、問い合わせをして確認して下さい。とは言っても、初めて入札ビジネスに挑戦して右も左も分からない中、「官公庁に問い合わせをする」こと自体が緊張すると思います。

 

でも、緊張することは全くないし「こんな事で電話して良いのかな」なんて思う事も無いです。どんどん問い合わせて下さい。官公庁の方も、非常に丁寧に対応してくれます。仕様書が無い事には入札を「検討する」事すらできませんから。

 

見積もりを出して入札書を作成する

で、自分が作業できそうな公告を見つけたら、その作業内容に合わせた見積もりを出して、”入札書”を作成します。

 

ほとんどの入札案件は、各省庁が用意した”入札書”が用意されています。その書式に従って金額を記載し提出します。これが、1つの案件への入札の流れになります。入札までの流れ自体は難しい事はありません。

 

気になる案件を見つけて、作業の見積もりを出し、指定の入札書に金額を記載し提出するだけです。で、後は入札した案件の開札を待つだけです。

 

まとめ

入札ビジネスについて、簡単ですけどお伝えしました。官公庁が応募している仕事とに、1円でもやすく見積もりして受注する。たったコレだけなので、難しい事は何も無いです。が、簡単でも無いです。

 

やっぱり仕事である以上、そう簡単にはいきません。だからこそ、個人で「入札ビジネスに参加していこう」と考えている方は、このブログをしっかり読んで下さい。

 

読み終えて「全く問題なし!」と思えるなら、ぜひ入札ビジネスに取り組んで下さい。成功できると思いますよ(^^)



コメント

タイトルとURLをコピーしました