新築の家に出来る「壁紙の隙間」の原因と補修方法

住まい

頑張って働いて、ようやく貯めたお金で手に入れたマイホーム。それなのに「家の中の壁紙に隙間が出来てる!」と思った方は、結構いると思うんです。

 

そこで、新築なのに壁紙に隙間が出来る原因と、隙間が出来たときの補修方法をご紹介します。「念願のマイホームを手に入れたのに隙間が・・」と思っている方は、参考にして下さい。

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新築で壁紙に隙間が出来る原因

新築の家で、室内の壁紙に隙間が出来る原因はいくつかあるんですが、大きくわけると3つになります。

1,壁紙自体の伸縮

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隙間が出来る原因で、1番多い原因がこれかなと思います。壁紙は、水性のノリで施工していくんですけど、ノリを付けたばっかりの壁紙は伸びるんですね。

 

で、伸びた状態で壁紙を貼っていくので、ノリが乾くと少し縮んできちゃうので、隙間が出来てしまうんです。これはね、どうしようも無いんですよね。施工上、起こりえる症状なので、これが原因の場合は施工不良とかでは無いので、補修で対応しましょう。

 

2,下地材の伸縮による隙間

これは、それほど顕著に出る原因では無いんですけど、木造住宅の場合、下地として使うベニアや石膏ボード・木材も伸縮をするので、特に「天井と壁」の角の部分とか、壁の角などに出やすいです。

 

一般的に、木が落ち着くには「大体2年はかかる」と言われているので、新築だとどうしようも無いんですね。この場合は、すぐに隙間を補修しても、また隙間が出来る可能性があるので、建ててから2年前後を目安に補修すると良いですよ。

 

3,職人の腕が悪い

そのまんまです^^;職人の腕が悪いと、壁紙を切るときに切りすぎてしまい、隙間が出来てしまいます。

 

こうなってしまうと、クロスが乾いた後の伸縮も考えると、かなりの隙間となるので、隙間を埋める充填剤の対応だけでは難しい事もあります。この場合は、壁紙の張り替えしか無いので、業者に話をしてみて下さい。




4,他にもある壁紙の不具合の原因

今までお伝えしたのは壁紙の隙間でしたが、今度お伝えするのは、壁紙の「ねじれ」が出る症状です。これは、隙間が出やすい「入隅」を”あえて”切らずに1枚の壁紙のまま張る施工によって起こります。

 

どんな構造の建物でも、壁紙を貼る下地は繋ぎ合わせています。その繋ぎ合わせている部分に壁紙を覆ってしまうので、下地が動いた際、どうしてもこういった「ねじれ」が出てしまうんです。

 

で、「ねじれ」が出てしまうと、補修は中々難しいです。ねじれている部分をカッターで切って、下地の動きに合うようにします。そこに「ジョイントコーク」で補修をするので、結局は「隙間が出来る」状態と同じようにするんですが、壁紙が「ねじれ」の形になっているので、真っ直ぐにならないんですよね。

 

入隅で隙間を作らないと、仕上げた当初は綺麗なんですが、後々「ねじれ」が出てくる可能性もあるので覚えておきましょう。*入り隅で壁紙を切るかどうかは、施工方法として決まっていません。業者事の方針で施工しますので、気になる方は業者へ確認して下さい。

 

壁紙に出来た隙間の補修方法上でもお伝えしたとおり、壁紙の隙間の多くは「性質上、起こりやすいもの」なので、補修方法も簡単にできるようになっています。

 

一般的には、こういった「ジョイントコーク」と呼ばれる商品を使って補修します。

 

これは、先端部分をカッターで、隙間のサイズにカットして使います。使い方は簡単なので、こちらの動画で確認して下さい。

 

まとめ

必死でお金を貯めて建てたマイホーム。住んでみたら壁紙に隙間が出来てる。これは欠陥住宅だ!なんて思っていた方もいるかもしれないけど、壁紙にできる隙間のほとんどの原因は、「壁紙自体の伸縮」だと思います。

 

まれに本当に「施工不良」なんてのもあるけど、ほとんど見ないです。なので、欠陥住宅だと慌てないで下さいね。もし、すごく気になるなら施工業者へ連絡すれば、もしかしたら無償で補修してくれるかもしれないです。

 

ただ、この場合は、保証書の「免責」部分に当たると思うので、基本は”有償”作業だと思いますので、契約書を確認して下さいね。




 

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